今年2014年はエルメスが先陣を切って値上げしました。続いて大御所ルイヴィトンの2月28日よりの値上げと続きますが、正直言って最近の有名ブランド品はそれ程売れていません。昨年末の12月にしても正確なデータは存在しませんが新品自体、それ程売れていません。
しかし大手有名ブランドメーカーは量的に沢山売りたいとは考えていないと思われます。事実、日本人に一番馴染みのあるルイヴィトンですが、最近のラインナップは大人の女性を意識した商品構成と価格帯が20万円以上を狙っています。
数的に絶対金額を増やそうと考えたならば10万円台の方が売れるはずです。事実今でも大人気のネヴァーフルは一昨年までは7万円台でした。現在は新型ネヴァーフルが発売され12万円以上の設定になりましたので4割以上の実質値上げを行っています。
ブランド品はブランド品で有るが故に、ぎりぎり手に届く位の時が一番、売上と共にステータスを維持出来るのでしょうか?誰にでも手に入る価格設定になると沢山の人が持ち歩きステータス性が薄れてしまいます。
最近のコーチ等はデパートで8万~10万で売られていた物が商品の入れ替えと共にアウトレット等で4割・5割引きで売られる様に為ると殆どステータス性が失われて来てしまいます。現在ではコーチの商品はブランド品買取店等ではブランド品とさえ扱われない様な有様です。
ルイヴィトンは海外シェアの中で半分以上を占めるのが日本のマーケットです。日本での売れ行きが会社の経営に重要な要素である為、日本のマーケットには注意をしていると思います。
日本人デザイナーとのコラボが多いのもその様な点が有ると思います。
エルメスと言えばバーキン・ケリーですよね。
しかしこの商品エルメスのお店に行っても売っていないのをご存知ですか?店頭でフリーではこの看板商品は売っていません。お金さえ払えば手に入る世の中で買えないのです。私が以前フランスのパリに行った際にもエルメスの本店に行きましたがバーキン・ケリーは展示さえもしていません。勿論売っていません。
私「何時再入荷しますか?」エルメスの店員曰く、「入荷しません!」
何故だと思いますか?ブランド品だからです!一見の客には売りたく無いのでしょう。
日本国内ではデパートの外商、もしくはエルメスでの上顧客リストに載る以外購入出来ません。
それくらいエルメスとしては商品を持って頂く人を選別しながらステータスを維持してるのです。
ステータスがあるから、持っていない人は欲しがるのでしょう。
以前聞いた話ですと、フランスのエルメス本店の馴染みの店員から、
キャンセルが出たので買いませんかと東京の顧客へ電話してくるそうです。
勿論その商品だけを買いにフランスへ飛び立ったそうです。
ルイヴィトン、シャネル、エルメス等はブランド品の中でも群を抜いてステータスが高いのは何といってもセール等値引き販売をしない事でしょうか、世界でもごく少量のセール品はシャネルにも有ります。
またエルメスにも一般的に社内販売用として一部有りますが、
普通の人が入手する事は殆ど不可能です。
イタリアブランドのグッチ、プラダにはアウトレット品として通常よりディスカウントされた金額で現地で販売されている為、多くの平行輸入業者が介入している為、日本国内での地位は相対的に低くなります。
同様に他のブランドメーカーは時折セールを実施しており、通常より20%~30%引き等は度々あります。日本人にもお馴染みの免税店DFS等でもセールと称して20%~30%引きのセールを実施しております。こんな時でもルイヴィトン・シャネル・エルメスは対象外となっております。
ブランド品はブランド品で有るが故に手に入りそうで入らない位が丁度いいのでしょうかね。
※この内容はあくまでも個人的見解を述べております。
各ブランド品メーカーとは一切関わりは有りません。